年末の買い物に向けて 冷凍庫の作り置き を せっせと食べているため しばらく スーパーに行かなかった。 卵が無かったので 行ってみると 売り場は なんと テリーヌとか ロブスターのグラタンとか シュトレンとか…クリスマス・モード。 そっか…と思いつつ 卵を取ってレジに ぼーっと並んでいたが、全然レジが進まない。 みんなカートの上下2段に一杯に買い物。 私の籠… 卵 1 食パン 1 そうだったなぁ…。
クリスマス当日に買い物してたんじゃ間に合わないから 前々日 あたりから 大量の買い物したんだった。 それでも間に合わず 近所の友達と クリスマスに何を作るのか相談して じゃ、さぁ… 効率化を図って
「ケーキーのスポンジを焼く係り」 「ゼリーを作る係り」 「ミートローフを作る係り」 なんてして、交換したりしたんだなぁ。 それでも間に合わず 「ねぇ、今、オーブン空いてる? 焼かせて。今、真一に持って行かせるから、 180度で15分 焼いて。半分あげるから。」 なんて。
お兄ちゃんが持ってくる予定だったが ピンポンに出てみれば… 「僕が持っていく…」と言い張ったらしい弟 (小学校1年)が 立っている。
「おばちゃん、持ってきた!」と差し出すものを 「はい、はい」と受け取って見れば 途中で(隣の棟だから 歩いて 何十歩だけど) 転んだか、つまづいたか…どっかにぶつけたか、走ったか…で
天板にならんだ、形成済みパン ぐちゃぐちゃ…と言う事もあった。 ぶったまげたが、何しろ 小学校1年。
「落としたでしょ!」と言う訳にもいかず、
「はい、ご苦労様。 お手伝いして おりこう だったねぇ」 笑えて 笑えて仕方ない。
友達に電話して 「すいません、パンはあきらめて下さい。 ぐちゃぐちゃです。落としたのは私じゃありません。 お宅の息子です。」 「あぁーーー…」 と言ってる間に 「おかーさーーん、ただいまー。行って来たー。 おばちゃんに 渡したーー」と言う 犯人の声。 友達がっかりしつつ 「ねぇ、うちからお宅に行く間に どこに 転ぶ所があると思う?」
わかりません。 平行に並んでいる棟の角部屋同士。
2軒に一個のエレベーターの作りだから ドア開けたらエレベーター。
窓から大きな声出したら聞こえる距離。 悔し紛れに友達が 「あんたが、窓から見てないからだよ!」とか言う。
えーーー!!? そんなぁ…。 「窓から見てたって転ぶもんは転ぶよ! それとも『走るんじゃない!』とか叫ぶわけ? 叫んだと同時に上を見て転んだりして。ぎゃははーー。
まぁ、仕方ないね。日頃の躾の問題だよ。 しょうがないから うちのパネトーネ焼けたら半分やるよ。 1万円で。」 子供が段々大きくなり 上の子は塾の 年末特訓でいない…とか 親 親戚が集まっての大パーティーが なくなり 「今年は雑誌に出てた ヨーロッパクリスマスにしよう!」と 食事の用意を整えてから 二家族で 近くの教会のミサに行って 飽きて5分で撤退した事もあったなぁ。 飽きて「帰りてー。」と言ったのは 子供じゃなくて父親×2 だけど。 
スーパーの特設会場のおもちゃ売り場に クリスマス用のラッピング済みものが 棚に沢山並んでいた。 親は こうやって 子供の為に 買い物するんだよなぁ…。 こういうクリスマス うちはもう終わったんだよなぁ。 当時はクリスマスからお正月にかけては プレゼントやお年賀の用意、お年玉用に 新券に替えに銀行に行かねば…お供え頼みに行かなきゃ…と もう、殺気立つ程忙しくて 「あーー、やだやだ!」と心底思ったもんだが そういう事しなくて良くなった今 一生懸命、家族の為に買い物しているお母さんを見て 「がんばれ!今が一番良いときなんだよねぇ」って思う。 その一番幸せな時の お母さんは あの時の私と同じ様に 忙しさに殺気立って 「そんなお菓子 買わない 買わない!買いません! そんなに聞き分けがないんだったら 『悪い子だから、プレゼントも要りません』ってサンタさんに言っておく」 と子供を叱って泣かせているのでした。  Niki Tikiのツリーを見つけるまで 気に入ったツリーが無く 仕方なく 作った 布のツリー(長女1歳)
その13年後入った中学のバザーの お母さんの手作り品のコーナーで買ったタピストリー
 その娘が大学生になり ウェッジウッドで私が見ていて買うのを断念したら バイトで買ってくれたクリスマス・リース 

さて、今年のクリスマスも娘二人 「あたし、クリスマスいないよ!」宣言。 そうですか。 ま、高校生までは、「友達と出かけたい。皆行く!」と 泣こうが喚こうが 「クリスマスと大晦日は外出禁止!家訓です。 それが守れないんだったら勘当。」と強制しておりましたので もう、いいや。 という訳で クリスマスイブは掃除して 一人ご飯を食べて、年末から家に来る両親を迎えに行く。 誰も見なくても 綺麗に光っているツリー
 
さて、その年末に来る両親ですが 私が小学生(多分1年生)のあるクリスマス。 「プレゼントをサンタさんが置いていったみたいだから コタツの中を見てごらん…」と言われて見つけたのが これ。 
箱根の寄木細工。 今思うと、うちには暖炉も煙突もないから 同じ暖房器具ってんで コタツを思い付いたんだったら、 うちの母親は 相当変わっている。 練炭の掘りごたつは もぐると暑いってか、危ないじゃんよ。 しかも、これ、秘密の小箱だかで、開かない。 あっちこっち、ずらして動かして 7回も8回もやらないと開かない代物。 買った本人(母親)ですら 開けられない代物。 大人 何人かがかりで、やっとあけたら中が空っぽで 呆然としている私に この箱がプレゼントだと言われ泣きました。 わんわん泣きの私に 「高かったんだから」とか言った。 びっくりする私に 「……って、サンタさんが言ってた」とか。 そんな事言う、サンタなんかいねーよ。 
という両親と過ごす、年末 お正月です。 仕返ししてやろう…とかは思ってないよ。
娘たちが今、「あたし達いないよーー」と へらへら出かけてばかりいるように うちになんかいなかった私。
子供と言うものは、その子供が 親なんかそっちのけで出歩く様な年になると 親元に帰ってくるらしい。 昔 親は わからんちんの子供(私)と暮らした。 「何回言ったらわかるの!」と言いながら。
それからずっと経って又 親は、わからんちんになって 娘とお正月を迎える。
「何回言ったらわかるんだよーー! また、すぐ聞くから教えない!」と言われながら。
言うか 言われるか…どっちかの選択肢しかないっていう 家族っていう物。
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