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横浜駅の東横線の改札を出た所の案内です。
こういうものが、わからない。
京急に乗るには、どっち?
でも、これは駅だから、しょうがない。
私、近所でも駄目らしい。
先日、夕方近くになって、銀行に振込みに行かなくては
ならないのを思い出しました。
でも、駅まで行きたくない。
歩いて10分ほどの所に、スーパーとディスカウントショップと
家電店の入った、大きな建物があります。
あんまり、行った事ないんだけど、ああいう所には
銀行の機械がありそう。
じゃ、ダーリンに聞いて見ましょう。
「ねぇ、あそこの、大きいお店に、銀行のお金やるやつある?」
「銀行のやるやつ?」
「うん、 お金振り込む機械」
「…あるよ」
そっか、やっぱり、あるか。
じゃ、行こうっと。
行けばわかるでしょ…大人なんだから。
行ってみた。
私がいつも行くスーパーとかデパートは、入り口のエスカレータの横とか
階段の裏とかにある。
探そうっと……。
探しても、探しても無い。
もう、へとへと。
マクドナルドでジュース飲んで休憩。
誰かに聞かなくちゃ…。
と思って、困った事に気がついた。
…なんて聞けばいいの?
ダーリンには、
「銀行のお金やるやつ」
と言ったけど あたし、大人だよ。
他人様に「お金やるやつ」とは言えない。
知ってるよーー。
あれは、現金自動支払機とかキャッシュ・ディスペンサーとか言うんだよ。
だけど、それが言えない。
どして、言えないかって言うと。
この頃、気がついたんだけれど
私、初対面とかの人に、どうも
「あんまり難しい事を考えられない頭の持ち主」
と思われるらしい。
…なんでだよ。ばか。
でも、とにかく、そうらしい。
そう見える人がね、
「現金自動支払機」
みたいな、漢字ばっかり並んだ
難しげな言葉を言ったら、生意気とか思われないだろうか…
なんつーの、
「社団法人日本非破壊検査」とか
「関東電気安全保安協会」みたいな
日本語だけど、全然意味がわかんない癖に
知ったかぶりして、言ってるみたいに思われないかなぁ…っていう。
困った挙句に
「あの、すみません、振込みをしたいんですが
銀行の機械がありますか?」
と聞くことにして、
優しそうな主婦を選んで聞きました。
で聞いたら
「…無いわよ。ありません。」
……、うそーー、こんな苦労して聞いたのに
「無い」って何よ!!!
ダーリンは「ある」って言ったじゃん!!!
でも、無いって言ってるもんを食い下がるわけには行かない。
違う人を探して聞くしかない。
…して、また、奥さんを探して聞きました。
「あー、あー、あるわよ。だけど、ここの建物の中じゃないのよーー。
一回ここを出てね…、あっち 」
と指差した方角は壁。
行けないじゃんよ。
「ありがとうございました…」
と、広い店内を出口を探して
出れば、「あっち」がどっちなんだか、わかんなくなってる。
仕方なく建物を回りに沿って歩きましたが
商品搬入口みたいな所に行ってしまい、
いやになってそのまま帰ってきてしまいました。
もう、すっかり、暗くなった道を歩きながら
私は、胸がつぶれそうでした。
ダーリンに、「振込みできた?」って聞かれたらどうしよう。
「うん、出来た」と嘘言って、明日、駅の所の横浜銀行に行く事はできる。
…だけど、
「機械の場所を聞かれたらどうしよう。やっぱ、嘘つくと駄目だよな」
まあね、
「場所、すぐわかった?」と聞かれたら
「うん、すぐ、わかった、入り口の所に宝くじの売り場があった」
とかごまかせばいいか。
駄目だ。
私の話が、あっちこっちに飛ぶという事に慣れているダーリンは
私と話している時に、 絶対に話の筋がブレナイという特性がある。
もう、すごい、やだ。……この人。
「宝くじ売り場じゃなくて、銀行のCDはわかったの?」とか
突っ込まれるに決まっている。
あーー、どうしよう。
もう、30分以上も経っているのに
「振込みできませんでした」じゃすまねーーよな。
「じゃ、何してたんだよ」 だよな。
くたびれて途中でマクドナルドでジュース飲んでましたじゃ
駄目だよな。
と、ドキドキしながら、
「ただいま」というと、
ダーリンは、「おかえり」と言っただけでした。
私が振り込みできたかどうかに、全然興味が無いらしかった。
良かった。
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