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8月18日

真夏の夜の夢

皆様 夏休みは、いかがお過ごしでしょうか。

 

海にも行かず、山にも行かず
雪にも夏の暑さにもすぐ負ける軟弱な体を持ち
かと言って、一日中クーラーをつけっぱなしにする
度胸も無く

暑さにうだりつつ、昼寝をするも、
起きた時には、ぐったり疲れており

良く見、聞きするも、わからず、そして忘れ

そういうものにわたしは、なりた
…くなかったけど、なった アタクシの夏休みは

なんもない。

なんもないけれど、用事は色々とあり、
この頃電車には良く乗るので、結構酷い目には会っている。

 

昔、品川から、京浜東北に乗って学校に通っている頃には
「…品川ってなんて、だっさい駅だろう…」とか思っていましたが

品川と言うとすぐ思い浮かぶのは
「品川練炭」とか言う、袋で
どこで、練炭作ってんだろう…とか思っていましたが
最近の品川は違うよ。

京急が山の間のトンネルをいくつも抜けた後に
見え出す品川のビル群は、美しいです。

…と思って、降りる準備をしようとしていると
窓に雨が当たり始めました。

あれ、雨なの?
と思って、改札を抜けると、雷が凄い光です。
雨はそうでもない感じ…。


山手線に乗ろうとコンコースを歩いていると。

「お客様にお知らせいたします。
只今、山の手線は首都圏集中豪雨の為、運転を見合わせて
おります。 復旧後も、送れが予想されますので
お乗り次のお客様には終電に間に合わない事も
ありますので、お急ぎ、お帰り下さい」

はい?

急いで帰れって…、

山手線停めといて、急いで帰れって言ったって。

なんで、こんな変な事ゆーーのよーー。

帰れなくしたのJRじゃんよーー。

仕方なく、ドアが開いたまま停まっている、山手線に乗っていると
運転再開しました。

のろのろ…。

んで、五反田で又、停まった。

停まった五反田の駅が凄かった。
ホームでサイレン鳴りっぱなし…。

しかも、繰り返し
「警戒水位を超えました。警戒水位を超えました」とか言う
アナウンスをエンドレスで流している。

空襲警報かと思ったよ。

しばらくしたら、又、動きました。

「新宿 目白間で、警戒水位を超えましたので
時速15キロ以内の運転を再開いたします」

安全の為には仕方ないよね。

しっかし、超、ゆっくり。

線路際のビルの中で、残業しているオジサンが
アクビした時の、奥の金歯まで見えたんだから。

もう、これ、電車じゃないよ。
牛車だよ。

…と思っていると…
隣の線路を、埼京線が、ぶっとんで行きました。

乗客、目が点。

「えー、只今、山の手線、内回り外回り 全線
15キロ以下運転実施中ですが
埼京線は平常運行しております」

…なんでだよ。

JRとしては安全対策の為に、色々な事情があるんだとは思いますが
乗客にはわからんがな。
どして、隣の電車はぶっとんで走ってるのに
こちらは牛なのか…。

恵比寿で、埼京線に乗り換えました。
皆、乗り換えるもんだと思ってたら、
皆さん、放心したようにそのまんま。

…きっと、五反田駅の
あのサイレンと警報100連発に、やられちゃったんだよ。

携帯で家族とか知り合いに
「警報で、山手線が…」と報告している。

私だって、半泣きになりそうになって、夫に
「怖いよう。迎えに来て」と電話したら
電話出なかった。

出ろよーー!!電話ーー。ばかーー!!

非常時に携帯はあてにならないとか
良く言ってるけど、ホントだ。

もっかい、電話しようとしたけど、
今度出なかったら、 ホントにパニックになりそうだからやめた。

私、良く、夢で、怖くて助けて欲しくて
電話しようとするんだけど、携帯のボタンが押せない…
というのを見る。

あれ、こえーーよーー。

 

諦めが早い私は、とっとと、階段を昇って
埼京線に乗り換えました。

走り出した、埼京線の乗客は途中の隣の線路で、停まっているようにしか
見えない山手線を指さして
「あれ、なに?」とか言っていました。

そうこうして、私鉄ターミナルに着くと
私鉄は、ナンツー事も無く平常運転で
雨も降っていないのでした。

一体、あれは、なんだったのでしょうか。

雨が止んだ所に、帰ってきたっていう事なのかな…。


なんだか、狐につままれた様な変な感じでした。
あれは、真夏の夜の夢か…

という様な、宮沢賢治のようなシェークスピアな
私の今年の 夏の思い出  なわけなくて…
10時まで、品川でふらふらしてねーで、
早く帰れよっつー話です。