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ジム 

7月27日

娘とスポーツクラブの説明会に行った。

なんでも、夏休みに運動がしたいんだそうだ。

なんだ、かんだ、色々と経緯があって、
娘と二人のファミリー会員になりました。
(中学生一人は入会できないと言われたので…)

…しかし、私は、
「お金を払って運動する」って言う事が、どうも理解できない。

「体を動かすこと」=タダ  みたいに染み付いている。

どっか、駆けずり回ってりゃいいじゃん…としか思えない。

これって、幼児体験だよな。

母親に
「ねぇ、アイス買って」と言うと、
「そんな事言ってないで、広場で鉄棒しておいで。」

「ねぇ、リボンの騎士、読みたい。買って」
「うちにばっかりいないで、公園でブランコしてきなさい。」

「芳子ちゃんが、ピンクのサンダルはいてた。
あたしも欲しい。買って」
「空き地で、自転車乗ってくれば?」

お金がかかる事と言うと、
外で体使うことやって、遊べという=タダだから。

運動=タダ ……みたいな感じ。

 

 

とにかくイヤイヤ入ったクラブですが、
ジムの説明をするので来い という事で行きました。

続けるつもりはないので、ウェアーは買いたくない。

レンタルがあるというので、借りました。

「おサイズは?」
「 L 」 

すると持って来てくれて言いました。

「男女兼用ですが、宜しいですか?」

男も着れる L ってどんな大きさ?と思いましたが
めんどくさいので

「はい」

貸してくれたのは、グレーのダボダボのTシャツと、膝上あたりまでの、
ウエストゴムの、綿ジャージの短パンつうの?
ゆるゆるスボン。……脱げそう…。

叶美香がジムやってんの見た時は、ブラジャーみたいな
タンクトップと、ピンクのツルツルのスパッツみたいなの、はいてたじゃんよ。

なんだよ、アタシ…。


これで、坊主頭にして、下駄はいたら 芦屋雁の助じゃんよ。
……裸の大将の。

一気にやる気は無くなりましたが
これでジムに上がると、週刊誌で見たみたいに
金髪の外人イケメントレーナーが…。

いなかった。

いなくて良かったよ。あたし、芦屋雁の助だから。

「アナター、ムカシノ ニホンジン デスカァ?」とか
言われたら、ムカつくし。

そこには、
新しく入って、説明を受ける人が何人か集まっていました。


インストラクターの お姉さんが
「じゃ、まず、コースの流れを説明します。
今日は、このフロアの説明を致しまして、順番にやって頂きます。 」

はい、はい。

 

え?

…なにあれ?

ガラスの向こうで、なにやら、女の人が30人ぐらい、派手なスカート
はいて踊っている…というか
揺れているというか…、歩いているというか…。

何やってんの?
私は、説明の一団から、離れて、ガラスにくっつきました。

……フラダンス レッスン

あたし、ダメ、ああいう動き出来ない。
真面目にやっても、酔っ払いがふざけてるとしか思われない。

すると、娘が呼びに来ました。

「ちょっと、ママ、もう、マシンの方に行くってよ。何やってんのよ」
「これ……」

「早く来て」
「あたし、コレ、やりたくない」

「誰が やれって言ったんだよ」
「だって、さっき、このフロアの全部やって頂きますってお姉さんが言ってた」

「これは、違うよ、スタジオだから。早くして」
「…もうちょっと見ていく」


「…ひょっとして、ママ、……やりたいの?」

「……殴るわよ」

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皆に遅れてマシンの方に行ったら
なんだか、知らないけれど、色んな機械がある。

同じみたいだけど、違うらしい。

歩く機械、走る機械、山登りの機械。

見ていると、ベルトの上を歩いてるだけで簡単みたいなんだけど、
やると違う。

「もっと、早く歩いて下さい、落ちますから…落ちますから
もっと、大股でっ! 」とか言う。

「スピードが速すぎるんでしたら、コントローラで、スピード落として
下さい。落ちます、落ちますよ!」

 

バカだな、この女。

落ちるぐらいベルトの後ろしか、歩けないのに、
どやって、前方にあるコントローラーに手が届くんだよ。

 

なんだか、椅子に座って足で、持ち上げて、筋肉を鍛えるとか
言うのもやらされた。皆、ちゃんとやってる。

…重い…持ち上がらない。

…なんで、皆がやれることが、私だけやれないんだろう。
数学赤点の、娘もできるのに、私ができないって事は0点か?

……恥ずかしいじゃんよ。

もう、いやになって、ただ座っていると
お姉さんが来ました。


「どうしました?」
「できません。固い。」

「…これ、無理です。50Kgは…。
女性は10〜15です。」

誰が、この機械50に設定したんだよ!!ばか。

 

どして、金払って、こんな思いしなきゃいけねーかなぁ…。

続けたら、やせるんだろうか…。

この二の腕と、背中の肉はなんとかしなきゃいけない…とは思うが。

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インストラクターのお姉さんの中で
「なんだ、運動やったって、デブじゃん」という人を探して
やめようと、思いましたが、デブ…いなかった。

 


 

 

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