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KAYAMAMEAT
Diary
a la mer, de la mer, pour mon cheri
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千と千尋の世界へ その5
浦島しお 現世に戻る
5月12日

百段階段の見学を終えて、エレベーターを降りると
エントランスのホールです。
この突き当たりを左の曲がると、長い廊下が始まります。
ここを通って、レストランに行くね。

はい、廊下の始まりです。
やはり、天井には絵が…。

しおさんと甘夏。

…で、壁面には、このような絵。
壁面彫刻。


で、昔から有名な 雅叙園のトイレです。
これがトイレ 1
絵と絵の間が入り口です。
こちらが、メイントイレ ……?


入ると、こうです。
あちら側が男子トイレ。
入り口を入って、左右に分かれるのは
ちょうど、銭湯みたいな感じです。

女性のトイレを入ると……こう。

こうよっ!!!
左が洗面台で奥がトイレ
洗面台

壁の右が、男子トイレ。
こういうところもなんとなく、銭湯風。
「お父さん、もう、出るわよーー」みたいな。
背伸びして、手を伸ばしてシャンプーの受け渡しするみたいな…。

(雅叙園の歴史を見ていただくとわかりますが
創設者は石川県の出身で、都内の銭湯で働いた後、
庶民に開放する料亭 雅叙園を 作りました 。
昔の雅叙園には、100人風呂がありました)
トイレの奥から、入り口を見る。

トイレのドア

トイレ内部

トイレの天井

トイレを出て、更に廊下を進むと……

正面に見えている、緑の屋根(?)の内部

ステーキハウス ハマ

田舎から出てきたお父さんに東京見物させる
親孝行な娘と
ワインリストでワインを選ぶ、案外、おしゃれな父さん。
(まだ、首からカメラをかけている)

このようにして、楽しい 雅叙園見学ツアーも終盤に差し掛かりました。
このツアーは 食事つき 7350円です。
甘夏と私は、通常ランチ3回分を注ぎ込んでの特別版です。
帰りに、小さいお金が無かったので、甘夏と私はしおさんに1万円札を
渡して、会計をしてもらいました。
「…あのね、しおさん、今、2万円あるけどね、
しおさんは足りない分のお金出せはいいんじゃないからね。
ちゃんとお釣り、お釣り頂戴よ」
「わかってるよっ!うるせーなぁ。
だから、主婦とメシ喰うの嫌なんだよ、俺は」
レストランを出て来ると、しおさんは、甘夏と私に5千円ずつお釣りをくれました。
「おごれ」とか「ちゃんと釣りくれっ!」とか言うくせに
こういう事をしてもらうと、途端に、怖気づく私達。
「いいよ、いいよ。そんな事してくれなくて…。
あの、ごめんね、今、小さいお金ないの。駅で崩して足りない分払うね」
「いいよ、いいよ、その位は……。」
5千円札、ちょうど2枚持ってるわけはありませんから
しおさんは、レジで両替して、私達にくれたと思います。
しおさんって良い人…。(その1)
とか言いつつ
「1万円だして半分の5千円、お釣りくれるんだったら、3万円出せば
しおさんに1万5千円もらえて もっと、
儲かったな…投資額は大きい方が儲けも大きいんだな…」とか考え、
「…3万出して、1万5千円のおつりだと、1万5千円払ったことになって
儲からないのか…」
などと、算数がわからない私。
「あたし、バカだから、先物取引とか、ニュージーランド国債とか
うまい投資話には乗らないようにしよう」
と 思いました。
……って、そんな話どっからも来ないから心配いらないんだけどね。
で、帰ろうとエントランスに来ると、駅まで歩いて5分だって言うのに
二人とも、「タクシーに乗る」と言います。
なんで、タクシーなんだよーー。
私は受付の人に
「駅までのシャトルバスとか出ていませんか?」と聞きにいくと
「ございます。えっと、もうすぐあちらの車寄せに来ますので…」
「ちょっと、バスが来るってよ。バスで行くよ。バスで」
「おう……」
で、出て行くと、もう人の列が出来ていました。
係りの人が
「申し訳ございませんが、座席が25なので、お立ち頂くことになりますが
宜しいでしょうか…」
そこで、甘夏がしおさんを押し出して
「すいません、年寄りがいるんですが」と言って
優先的に乗せてもらいました。
…という事はなくて、順番どおりに乗りました。
乗ってから、私が補助椅子を出そうとすると、しおさんが
「聡子、いいよ、いいよ。ほら、最後の人がステップに立ってるから、
もっと、奥に詰めてやれよ。あそこは危ないよ。」
……しおさんって、良い人だなぁ…と思いました。(その2)
…で、駅に着きました。
甘夏は、こっから延々と電車に乗りますんですわ。
「あ、細かいのがない」
あるわけ、ないじゃんよ。雅叙園で無かったんだから。
駅で崩して、しおさんにお金を返すという言ったのを
まるで、忘れたように、お財布を探っていると
しおさんは、すでに、お金を出して、
「いくらだ?おい。いくらなんだよ、千円で足りるのか?
足りねーか?もっとか?
聡子、お前もいるか? 」
甘夏は慌てて
「いい、いい。いいってば、しおさん。ホントにいいから。
もう、ホントにいいんだってば」と言いながら
盛んに振っていた手がいつのまにか
「ちょうだい」の手になっていました。
うまいなぁ…。
でも、しおさんって良い人…。(その3)
で、無事改札をぬけて、ホームに降りました。
埼京線に乗るという甘夏に、
池袋で用事があった私も一緒に乗ることにしました。
しおさんは、いつも、ホームまで送ってくれます。(良い人 その4)
埼京線のホームには、てんでんバラバラの電車が来るという事は、
以前 恵比寿で知っていました。
でも、今日は、甘夏と一緒だから、安心。
埼京線が、どういう色の電車か甘夏知ってる。
…と思っていると、次の電車は
「横須賀線 湘南新宿ライン 宇都宮行き」と表示が出ました。
甘夏としおさんは
「じゃあね、しおさん、ありがとね。面白かったよ。 また、行こうね」
「うん、又、誘ってくれよな」
などと、別れの挨拶などしています。
まだ、早えーーよ。名残を惜しむには…と思って
私はそっぽを向いていると
グリーン車を連結した、「宇都宮行き」がホームに入って来ました。
あきらかに、甘夏は乗ろうとしています。
「違う、違う!!それ宇都宮行きだから。あたし、宇都宮行かないから」
「だから、いいんだってばっ!!」
「良くない…。あたし、乗らない。甘夏、さよなら」
「いいんだよ、これでっ!!池袋停まるんだから!!」
「停まらない。これ、グリーンついてる。
あたし、こんなん池袋で見たことない。
宇都宮行かない。あたし、今日は、日光の東照宮は見なくていい。」
「うるさいっ!乗ればいいんだっ!!!」
メロリーちゃんの 下校時刻が迫っている 甘夏激怒。
後ずさりしながら、甘夏に怒られている私を
可哀想に思ったのか しおさんが、言いました。
「あのね聡子、俺を信用しろ。池袋に停まるから。
頼むから、これ乗ってくれ。俺を信用しろ。」
「…信用できない。いいの、あたし、埼京線に乗るの」
「あのよー聡子。よく聞けよ。落ち着いてよく聞けよ。」
「うん」
「この電車、宇都宮行きで、怪しいみたいだけど、
これ 横須賀から来たんだぞ。わかるか?」
「うん」
「俺は信用できなくても、嘉山なら信用できるだろ?
だから、乗れ。
嘉山を信用して横須賀の電車に乗れ。心配いらねー。」
そんな、ムチャクチャな理屈ある?
こういう人がシステムエンジニアでいいん?
「そうだよ。かやまミートんとこから来てんだから、平気だよ。
早く、乗って」
と、追い討ちをかける、スゲ適当な甘夏。
かやまミートんとこから来てなんてないじゃんよ。
あそこ、久里浜じゃんよ!!!
とにかく、私は甘夏にひっぱられ、しおさんに押し込まれして
宇都宮行きに乗ってしまいした。
ドアが閉まる間際、しおさんと甘夏は
「聡子って、しょうがない女だよね。めんどくせーよな。
今度は一緒に来るのやめようぜ 」
な 目配せをしておりました。
エンタメ 甘夏日記のコラボで培った
あ・うんの呼吸の様でした。
…いいよ。どうせ、あたしは、ヨソモンだから。
どうも、お邪魔してごめんなさいね。
宇都宮送りになればいいんでしょ。
すると、発車してすぐにドアの上に
「次の停車駅は池袋」と出ました。
甘夏は勝ち誇ったように美人の鼻の穴を膨らませて
「ほらね」と言った後に
「…今度は、しおさんに かぎつけられない様に
二人でランチしようね」と言いました。
(嗅ぎ付けられたんじゃなくて、自分がしおさんに
喋ったくせに)
誰が敵で誰が味方か わかったもんじゃねーな…と
学習した有意義な一日でもありました。
この宇都宮行きの始発らしい横須賀の地で
「俺も誘われたけど、行かなくて良かった」
と嘉山さんが、思っているかどうかは
知る由もないのでした。
雅叙園を極めるために、是非しおさんに、雅叙園で
結婚式してもらいたいと思い、メールしましたが、
まだ、返事はありません。
じゃ、せめて、これは?
楽しい一日でした。
完
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