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KAYAMAMEAT
Diary
a la mer, de la mer, pour mon cheri
77

うどん
1月6日

いつもの様に、スーパーに買い物にいきました。
あ…なんか…、うどん作ってる。
うどんの生地を伸ばして、折りたたんでます。
じっと見ていると。
「奥さん、もうじき、茹だりますから、食べてって下さい。」
「はい」
「…もうすぐ、切りますか?」
「あ、切ったの、そっちにありますから。もう茹でてますから」
「…あの、今やってるの、いつ切るんですか?」
「まだ、もうちょっと…」
「じゃ、お買い物してきます。」
「はい、回ってきてねー。5分ぐらいで茹だりますから」
あのね、食べたいんじゃないの。
切るのが見たい。
この写真だと見えないんですが、
まな板の向こうの平行のネジの棒があって、
そこに包丁がついてるの。
あれが、どうなるのか……見たい。
だけど、そこにいると、うどんが食べたいんだと思われちゃう。
だから、スーパーの中を、歩き回って、
戻ってきたら……。
もう、切った後だった。
切るのが見たかったのにーー。
切るのが見たいって言えば良かった。
「あ……もう、ない」
「あ……、切るところが見たかったの?」
「はい。この包丁どうなるんですか?」
「あーー、これね、こうなるの」と
うどんの生地はないけれど、やって見せてくれました。
どういう仕組みか、わからないんだけれど、
同じ間隔で切れて、どんどん包丁が動くの。
おもしれーー!!
「あーあ、見たかったのに」と言って
買い物を続けて、牛乳の売り場で、
今日は、どれが一番安いか見ていると
はっぴを着たさっきの、おじさんが横にきました。
「あの…」
「はい?」
これ……

「せっかく、待ってたのに、切っちゃってごめんね。
これ、うどんの、切れ端だけど、すいとんにして」
「あ、どうも、ありがとう」
すいとんって、どうやって作るのかわかんなかったから
翌朝、ゆでて、お味噌汁に入れました。
香川から来たって言ってたけど、優しいなぁ…。
もう、香川に帰ったよね。
どんなお正月だったかな。
おうちに帰ると、優しいお父さんだろうなぁ…。
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